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Q&A (よく受けるご質問)

Q1、「漢方薬飲んで妊娠できますか?」

(半信半疑でご来店の方が、何かにすがるような感じでお尋ねになります。お気持ち切に伝わってきます)

「はい、妊娠できますよ」とお答えしたいところですが、残念ながら必ず妊娠できるとは断言できません。
でも長い間赤ちゃんが出来ないことで悩んでいたり、体調や基礎体温、検査結果に異常があるのでしたら試してみる価値は十分にあると思います。
冷えや生理痛、イライラなどの自覚症状が改善されれば、それに伴ってホルモン分泌も良くなってきます。
これは自然妊娠でも人工授精でも体外や顕微をされる方にでも大切な事です。
早い人では2週間後の相談時に妊娠反応が出ていることもありますよ。
(おそらく着床や妊娠の維持に役立ったのでしょう)
また残念なことに、長い間漢方を服用しても結果が出ずに諦めていかれる方もいらっしゃいます。
(ありがたい事に、その後も時々健康相談でご来局下さいます)

Q2、「40歳以上でも自然妊娠している方っていらっしゃいますか?」

もちろんいらっしゃいます。(最近特に増えてます(^-^))
傾向としては、妊娠を希望してまだ日が浅く、今まで不妊治療を受けてきていない方に多いようです。
(受診すれば体外受精を勧められる事が多いので) ご結婚間もない方が、まわりにせかされネット情報も加わり、まずは漢方薬でも・・・という事でご相談にいらっしゃいます。)

30歳でもなかなか妊娠しない人がいるかと思えば、40歳過ぎて何事もなく普通に妊娠される方もいらっしゃいます。
この違い、つまり妊娠の鍵を握るのは“卵子の質”といわれています。
“卵子の質”は、なんとその方がお母様の胎内にいる時にある程度決められているもので、西洋医学的には年齢と共に低下する卵子の質を良くする手立てはありません。
でも東洋医学には“補腎”という考え方があり、卵子の質を取り戻す事ができるのです。
ですから早く妊娠したいとお望みの方には漢方周期療法をお勧めしています。

Q3、「どこか良い病院教えていただけませんか?」

簡単なようで結構難しいご質問です。
たくさんのお客様と触れあっていると病院治療の生の声が聞けますが、人それぞれ環境やご希望に違いがあり・・・(治療内容や通院時間、場所、ご予算など)

私にできるのはお客様から聞いた情報をさりげなくお伝えするくらいで、最終判断はご夫婦で話し合っていただくのが一番かと思います。
(インターネットでも色々な口コミ情報が出ています。情報収集は大切ですが、情報に流されないようにすることもまた大切なことです。)

Q4、「今年35歳になるので焦っています。やはり体外受精がいいのでしょうか?」

普段多くの赤ちゃん待ちの方と接している私の感覚では35歳は決してあせる年齢ではありません(私のお客様は7割以上が35歳以上ですから)
でも世間的にも医学的にものんびりはさせてくれない雰囲気ですよね。

クラミジアなどの感染症や、子宮内膜症など卵管の癒着によるピックアップ障害の可能性がなく、流産のご経験があるという方には「ステップアップはもう少し待って、体作りをしてからにしたらどうでしょうか」とお話しています。
焦ってホルモン注射を繰り返し、それで体調を壊し、そのあと初めて体作りの大切さに気がつき、漢方相談にご来局!というケースも多いのです。
「急がば回れ!!」のお年頃かもしれませんね。
まずは、食事、睡眠、冷え対策などを見直してみて下さい。

Q5、「“妊娠しやすくなる“と言われる事を色々試したのに妊娠できないのはどうしてでしょうか?」 (こんなに頑張っているのに・・・)

「あれもしてます・・・これも食べています・・・有名なクリニックに何箇所も通いました・・・でも赤ちゃんが出来ないんです・・・」
と悲痛な訴えをお持ちのお客様。一生懸命のお気持ちよ~く伝わってきます。
ご質問の答えは、「もしかしたら頑張りすぎではないですか?」です。
24時間ずっと戦闘態勢では交感神経張りつめすぎで、ホルモン分泌も抑制されてしまいます。 もう少し肩の力を抜いてのびのびできるといいですね。
(ご本人はリラックスしていますといわれますが???の基礎体温)

Q6、「もう諦めた方がいいのでしょうか?」

これもまた難しいご質問です。
年齢や月経の状況だけでなく、最近は卵巣予備能力(AMH)なども検査できるようになり、その結果をみてまた落胆し、それでもすぐにはあきらめきれなくて・・・というお客様が結構いらっしゃいます。 確かに悩みますよね。
「ご主人とよく話し合って、年齢でいくつまでとか、体外受精ならあと何回とか、金額でいくらまでといった目安を設けておくのがいいですよ。」とお話ししています。
高度生殖補助医療を実施されている方は、
・今回初めて採卵にこぎつけた!
・やっと空砲でない卵が取れた!
・受精したのに分割が進まなかった
・あと一歩のところで分割が止まってしまった
・胚移植したのに妊娠できなかった
・凍結胚盤胞ができた!
・HCGの数値からすると惜しかった・・・等など、一喜一憂。

そしてその度に次への目標ができ、まるで博打のように、お金をつぎ込めばつぎ込むほど「次こそは!」と期待に胸が膨らんでいってしまいます。

もちろん見事なチャレンジを繰り返し、結果的に妊娠、出産を勝ち取る(?)方も何人もいらっしゃいますが、中には本質を見失ってご主人様との仲がギクシャクしてしまう方もいらっしゃいます。
大切なことは、「ご夫婦でよく話し合って結論を出す!」ということだと思います。

Q7、(子宮内膜症や卵巣のう腫、子宮筋腫で)「手術を勧められているが、出来ればしたくない。漢方薬で何とかなりませんか?」

出来ている場所や大きさ、状況にもよりますが、完全になくすことは難しい感じです。
ただ、生理痛や腰痛などの痛みは軽くなる方がほとんどです。

「昔のような痛みは全く無くなり、嘘のようです!」とお喜びくださるのですが、定期健診で大幅に小さくなっている訳でもないようです。

Q8、「漢方薬はお金がかかるのではないですか?」

その通りです。
ガンや難病などご本人の命にかかわることとはまた違うので、そんなにいつまでもお金をかけ続けられるものではないだろうと、正直私も悩んでしまいます。
これまでの20年間、私自身も漢方薬を購入して服用してきた消費者の立場でしたので、いつも消費者サイドの考えに立ってしまいます。
中には「健康がお金で買えるなら安いもの!!」という方もいらっしゃいますが、皆さんがそうではありません。
薬局で行う子宝相談や健康相談にも針灸や整体の様に保険が使えればどんなに嬉しいことか。
ちなみに フランスでは“がん治療や不妊治療は無料!!”だそうです。
(保険の種類もいろいろあるようですが)
先日ご来局のフランス在住のお客様からそんなお話を伺いました。 風邪や怪我など簡単な治療は有料ですが、心にも体にも負担となるガンや不妊治療にさらに金銭の負担は過酷だとの認識があるそうです。

お客様のためにも、長年漢方の勉強をしてきている薬局のものにも、漢方相談に保険適用が認められる事が真に望まれることです。

今のところ、ご予算が限られているお客様には生活養生で出来ることを賄って頂き、漢方でないと難しいところだけを最小限にお勧めするようにしています。

決して無理強いすることなく、しばらく漢方をお休みしたい方には遠慮なく申し出て頂いておりますので、どうぞご心配なさらずにご相談下さい。

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